top of page
  • funsea17divingshib

わくぐりさんと祇園祭

2021/6/27(日)

茅の輪は

7/1まで作ってあります



袋井写真 伊奈です


歴史も漢字も超苦手

神社の祭事の事も全く知らない私が


赤尾渋垂郡辺神社さんの

わくぐりさん=茅の輪くぐりの祭事について

宮司さんやいろんな方から

教えてもらったり調べてみたことを

紹介したいと思います


ちなみに私の国語の成績は

1に近い2でしたので

その辺、よろしくです。(^_^;)


袋井市 ちのわくぐり 誰でも無料
袋井市 ちのわくぐり 誰でも無料

この行事の由来は?


「わくぐりさん」について


大昔、蘇民将来(そみんしょうらい)という人が

「ちがや」という草で作った「わ」で

悪いはやり病をまぬがれた物語がもとになっています。


現在では、夏越の大祓の時に

「ちがや」で「わ」を作り

これをくぐることで災いを清め

病気やケガをせず暑い夏を健康に過ごす神事になっています。


また、自分にふりかかる災いを

人型にたくして、お清めをしています。


とのことらしい


私:「おお~、今のコロナ禍にぴったりの行事ですね!」


これが実際の

「ちがや」という草で作った「わ」



袋井市 ちのわくぐり 誰でも無料
袋井市 ちのわくぐり 誰でも無料

人が通れるほどの「輪」

これが「ちのわ」=「茅の輪」とよばれます


会話の中では

聞きなれない言葉に対して

漢字が頭に浮かびません

ま、私の場合は

知ってる言葉も漢字は浮かびませんが。


私:「ちのわ?」

頭の中が「血の和???」

なんで「ち」なのか?

様々な憶測が頭の中で飛び交うものの

いっこうに理解できません・・・


名前の意味が分からないと

先に進めない気がする・・・


何事にも理解度が低く遅い私は

一つづつ解決していかないと

脳が何も受け付けてくれません。(^_^;)



輪の部分

写真をよくみると

たくさんの草の葉のようなもので作られています

この草の葉のようなものは

植物のカヤで、できているそうだ。


カヤ???

蚊帳?

カヤってなんだ?


恥ずかしいけど

宮司さんに

「カヤって何ですか?」


宮司さん:「今でいう、ススキのことです」


へエーー


もう私の頭の中は

なんで、ススキって言わないのだろうか?

というモードになってしまいます。

分かりやすく

すすきのわくぐり でいいんじゃね?!


宮司さんから解決のお言葉

「昔は、ススキとは言わなかった

カヤと呼んでいた。

いつからか、カヤと呼ばれず

多くの方がススキと呼ぶようになった」

とのことだった。


がってん!

それにススキって

あのフサフサした部分のイメージで

葉っぱなイメージではないのは

わたしだけでしょうか?



まずは

皆さんがくぐることになる

この輪っかの原料になっている

葉っぱについて

理解する必要がありそうです


まずは、ススキをググってみたぜ


ススキ(芒、薄、

学名: Miscanthus sinensis

種: ススキ M. sinensis

科: イネ科 Poaceae

目: イネ目 Poales

界: 植物界 Plantae

イネ科ススキ属の植物。

尾花ともいい秋の七草の一つ。

また茅(かや。「萱」とも書く)と呼ばれる有用植物の主要な一種。

野原に生息し、ごく普通に見られる多年草、薬用植物である。

茅草 (チガヤ・ボウソウ)


おおおーホントダ

「茅」とも書く、と書いてある。


今ではススキと呼ばれる植物の葉を

使って作られる輪だが

昔は、ススキはカヤ(茅)と呼ばれており

その植物の葉で作った

ということだ。



袋井市 ちのわくぐり 誰でも無料
袋井市 ちのわくぐり 誰でも無料


茅という漢字

漢字は苦手だけど

調べてみよう


音読み:ボウ、ビョウ、バイ

訓読み:かや、ち、ちがや



上記のようなことから

・ススキという植物

・茅という漢字

これでようやく

茅の輪(ちのわ)という名前にも

納得ができました。



近所で実際の茅を捜索

これかな~?

たぶん、これ。


今迄、フサフサした部分に目が行き

緑の長い葉の部分は

別種の雑草かと思っていたやつだった。


フサフサ部分を元に

下の方まで見ていくと

確かに、長い葉が同じ幹から

出てきている


小さい頃、草むらで遊ぶと

擦り傷を負うやつの仲間っぽい


袋井市 ちのわくぐり 誰でも無料
袋井市 ちのわくぐり 誰でも無料

茅の輪の制作

毎年、その年に使われるものを

総代さん達が新しく手づくりしてくれています。


※ 総代さんとは

神社の行事をお手伝いしてくれる方々

他に草刈りや施設の修繕など

ボランティアで行ってくれている

地元の方々です


手作りは大変だけど

ここ赤尾渋垂郡辺神社の

茅の輪は、さらに特別大変らしい


なんで?

他の神社の茅の輪と

何か違う方法で作っているのか?



袋井市 ちのわくぐり 誰でも無料
袋井市 ちのわくぐり 誰でも無料


妥協しない

この茅の輪に使われる

植物のチガヤには、

日本古来から生息する種と

外来種である種が存在しているそうです


在来種であるチガヤは

この行事が行われる6月頃では

葉の長さが20~30cmが平均的


それに比べ

外来種のチガヤは

同じ時期でも

葉の長さが60cmなど

とても長いそうです


しぶたれ神社さんで

手作りされる茅の輪は

日本古来から生息している

在来種のチガヤの葉を使います


例えば

60cmある長い葉を使えば

30cmの葉で輪を作るより

より早く簡単に制作することができますよね


でも

毎年茅の輪を作ってくれる総代さん達は

葉の長い外来種は使わずに

古来種を使うそうです


普段から市内中を見て回り

生息場所をあらかじめ探し出しておき

毎年この時期になると

10名ほどで葉を刈りにでかけます


古来種の中でも

できるだけ葉の長いものを

選別して刈るため

10名の人手をかけても

それなりの時間と労力が必要です


その苦労や労力をみかねた宮司さんが

「外来種で作っていいですよ」と

毎年声をかけているそうですが


総代さん達は

「ちゃんとしたもの使わないといけない」

と、かたくなに古来種を探し求め

その中から成長の早い葉を探し

毎年作り続けておられるとのこと


なんか、涙がでるような話ですね


澁垂神社にお越しの際には

茅の輪の原材料になっている

葉の長さなどにも

着目してみて欲しいです


ほぼ前日に刈り取ってきた葉は

緑ですが、しだいに茶色に枯れていく


来年は、もちろん使えません

なんだか、もったいないな~

と思ってしまう



今年は

2021/6/26(土)くらいに

茅の輪を作る予定だそうです

澁垂神社さんに行けば

実際の現場を見れそうですネ


私も制作現場は見たことないので

今年は時間があったら

写真を撮りに行こうかと思います


この方達が

歴史を守る総代さん達だ!!


袋井市 ちのわくぐり 誰でも無料
袋井市 ちのわくぐり 誰でも無料


茅の輪くぐりのパンフレット

下記からボタンから

ダウンロードできます

20210525-わくぐり-ひとがた
.pdf
ダウンロード:PDF • 490KB


印刷して

人型部分にお名前を記載し

ハサミで切り取って

神社に設置された箱に入れて下さい。


後日、宮司がお祓いを行います。



皆様のお越しをお待ちしております。


閲覧数:271回0件のコメント

最新記事

すべて表示

©2021 by 赤尾渋垂郡辺神社

静岡県袋井市

bottom of page