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赤尾渋垂郡辺神社 宮司 静岡県袋井市

赤尾渋垂郡辺神社について

由緒

鎮座地 静岡県袋井市高尾193番地
社格   國史現在社・延喜式内社・郷社・六等級社
面積 境内地 4,024 平米 
境外山林 20,819 平米
御祭神 息長足姫命 (神功皇后)
(おきながたらしひめのみこと・じんぐうこうごう )
譽陀和気命(應神天皇)
( ほんだわけのみこと・おうじんてんのう)
玉依姫命(たまよりひめのみこと) 他16柱

御神徳
明治期より郷社(旧高尾、豊沢、愛野を代表する社)に制定され、旧高尾・豊沢愛野地域の守護神である。土地家屋の守護、縁結び、安産、子育て、商売繁盛、土木建築、交通安全等、霊験あらたかと伝えられる。


例祭日 10月15日(現在は、10月第二日曜日)
例祭時は、各町内にて絢爛豪華・勇壮な二輪の屋台の引き回しが行われます。
境内社 白山神社・弁財天社・礎國神社
史跡等 渋垂神社古墳群・弘法大師霊場・水子霊社

由緒 
当社古文書に、養老元年(717年)遠江國造の神霊を相殿に祀ったと記される。

また、「三代実録」には、元慶2年(878年)9月16日に

赤尾神、澁垂神に従五位下を授けられたとある。

天平11年(739年)11月4日には、行基大師により開山、後に高野山普門院の末寺、赤尾山長楽寺と号し栄えた寺院であったが、戦国の世に兵火を蒙るなど諸条件に恵まれず、社寺の整備は思うに任せず、明治の世にて旧に復し神社となる。

明治の国策(一村一社制)にて、境内神社や旧高尾地内大小数社の合祀が行なわれる。

二つの本殿であった、赤尾神社・澁垂神社の合祀を始め、郡邊神社(別名 六所大明神・延喜式内社)・若一王子神社・八幡神社・山名神社・敢國神社・天伯神社・八面神社・津島神社・天神社・注連神社等が、移転遷座を余儀無く合祀となった。

明治5年2月 郷社に昇格。大正4年 神饌幣帛供進社指定。

昭和26年社殿を改修。

平成14年 神社本庁指定神社。

平成18年社殿改築・社務所新築・平成23年の台風被災後、境内・山林整備を行う。
         
境内社

礎國神社(そこくじんじゃ)

御祭神 旧袋井市内の明治・大正・昭和の英霊(えいれい) 1370柱例祭日 9月30日


由緒

昭和26年11月、大門地区にあった若一王子神社の本殿を転用し、旧袋井市内(浅羽町と合併前)の英霊を祀り、慰霊を行なった。
浅羽町との市合併に伴い、市奉賛会は解散となり、現在は、神社主催で慰霊祭が行なわれている。
御神徳 国家安泰・家内安全

白山神社(はくさんじんじゃ)
旧名称 白山妙理大権現社(はくさんみょうり だい ごんげんしゃ)
御祭神 菊理姫命(くくりひめのみこと)
印岐美命(いぎみのみこと)
別名 遠江國造(とうとうみのくにのみやつこ)
素戔鳴尊(すさのおのみこと)
伊弉諾命(いざなぎのみこと)
伊弉册命(いざなみのみこと)
金山毘古命(かなやまひこのみこと)
金山毘賣命(かなやまひめのみこと)

合祀神社 山名神社(やまなじんじゃ)
敢國神社(あえくにじんじゃ)

津島神社(つしまじんじゃ)(境内本社から分祀)

例祭日  7月15日の前の日曜日
文化財他 社殿は、天正16年(1,588)年建立。禅宗様式を主体とした、貴重な建物である。
昭和51年に市有形文化財に指定される。中世、宮僧の神託により境内本社から山名、敢國神社を分祀。
御神徳 五穀豊穣・病気平癒・諸業清祓

赤尾弁財尊天社(あかおべんざいそんてんしゃ)
御祭神 白龍神・弁財尊天(市杵島姫命)
 
例祭日 4月8日後の日曜日
由緒 創祀年代不詳
昭和28年改修。現本殿は、浜松市から移転。いにしえの時代、境内の池に、農耕や水の守護神を祀ったと伝えられる。
御神徳 縁結び・安産・子育て・財施(金運)・婦道守護(女子の神様)・音楽上達、芸事上達史跡等
水子御霊神社(みずこ みたま じんじゃ)
  
水子供養のための神社
弘法大師霊場(こうぼうたいし れいじょう)

赤尾山長楽寺時代の歴代住職の奥津城が集められている。

遠江國造御神廟 

(とうとうみのくにのみやつこのごしんびょう)
國造本紀(くじほんぎ)に、『成務天皇の御代 物部連祖(もののべのむらじのそ)

伊香色雄命兒印岐美命

(いかがしこおのみことのこいぎみのみこと)を國造(くにのみやつこ)に定め賜う』とある。
また、当社古文書や笠西村史要には、澁垂神社の東北の峰に塚があり、印岐美命(いぎみのみこと)を祀り、山名大神と称するとある。
塚には老松二樹ありしも文政7年8月大風のために倒れる。此の神社は、元禄12年正月より、文政5年に至るまで年々殿様へ大麻を献上せしと伝えられる。現在、此の御神霊は、境内の本社と白山神社に合祀されている。
 
合祀神社 及び 御祭神
澁垂神社 (しぶたれじんじゃ) 
息長足姫命 (おきながたらしひめのみこと)
譽陀和気命 (ほんだわけのみこと)
玉依姫命 (たまよりひめのみこと)

赤尾神社 (あかおじんじゃ) 
伊弉諾命 (いざなぎのみこと)
菊理姫命 (くくりひめのみこと)

伊弉册命 (いざなみのみこと) 

郡邊神社 (こうりべじんじゃ)
(江戸期は六所神社といい、西通り境付近より明治34年合祀)
大己貴命 (おおなむちのみこと)
抵筒男命 (そこつつおのみこと)
表筒男命 (うわつつおのみこと)
中筒男命 (なかつつおのみこと)
底津綿津見神 (そこつわだつみのかみ)
表津綿津見神 (うわつわだつみのかみ)
中津綿津見神 (なかつわだつみのかみ)
山名敢國神社 (やまな あえくに じんじゃ)
(中世に赤尾長者屋敷裏山や南宮山にあったと伝わる)
印岐美命 (遠江國造)

(いぎみのみこと・とおとうみのくにのみやつこ)

伊弉諾命 (いざなぎのみこと)
伊弉册命 (いざなみのみこと)
金山毘古命 (かなやまひこのみこと)
金山毘賣命 (かなやまひめのみこと)
若一王子神社 (わかいち おおじじんじゃ)
(郡邊神社摂社 大門南保育園のところに鎮座していた)

天忍穂耳尊 (あめのおしほみみのみこと)

上記19柱祭神登録


八幡神社 (はちまんじんじゃ)(境内に鎮座していた)
譽陀和氣命 (ほんだわけのみこと)
玉依姫命 (たまよりひめのみこと)
息長足姫命 (おきながたらしひめのみこと)    

天伯神社 (てんぱくじんじゃ)

  下地字天伯に鎮座していた
猿田彦命 (さるたひこのみこと)
八面神社 (はちめんじんじゃ)

  高部村字高部鎮座
素戔鳴尊 (すさのおのみこと)
津島神社 (つしまじんじゃ)

  郡邊神社境内鎮座
素戔鳴尊 (すさのおのみこと)
天神社 (てんじんしゃ)

  郡邊神社境内鎮座
菅原道真公 (すがわらみちざねこう)
注連神社 (しめじんじゃ)

  下地地内祭神不明
御所の森神社 (ごしょのもりじんじゃ) 
郡邊神社へ合祀と伝えられる。

後醍醐天皇の御子の伝説がある。

 

立川流、立川常蔵(昌敬)について
立川流とは初代立川和四郎富棟がおこした社寺の建築と装飾彫刻の日本を代表する一派で、江戸時代中頃より幕末を中心に栄えました。

初代富棟は延享元年(1,744年)信州諏訪に生まれ、江戸に出て幕府御用達の宮大工棟梁の立川小兵衛富房と、宮彫刻師の中沢五兵衛のもとで、修行を行いました。

一人前になり諏訪に戻り独立開業し、やがてその素晴らしさが世間に認められました。

その技術は二代目立川和四郎富昌に受け継がれました。その娘婿の『立川常蔵晶敬』により当社の本殿が作られました。

立川一門は多くの建物、彫刻を手懸け、国の重要文化財に指定されたものもあります。

現在残っている県内の主なものは、

静岡浅間神社(幕府直轄で立川一門総出、三代にわたり完成)、春野町の秋葉神社神門、大須賀町の三熊野神社、掛塚の屋台等があります。

県外では諏訪大社、半田市の山車等たくさんの作品があり、飛騨の山車を作った名工「谷口与鹿」も、立川富昌に憧れ影響を受けたといわれます。

 

社寺の木彫刻に興味がある方はぜひご覧ください。

白山神社 解体修理について
昭和51年9月21日に袋井市指定文化財に指定された白山権現社は、自然災害により旧来の山の上の鎮座地から参道西側へ移転し、平成26~27年度に修繕事業を行い創建当時の天正期の頃の姿によみがえりました。

屋根の下の二段になった垂木は、扇垂木(おおぎだるき)となっていて、建物の中心から360度角度がつき、なおかつ、美しい反りがついています。

この建物は、かつてこの地にあった、真言宗の古刹『長楽寺』の鎮守として祀られていた白山権現の社として建立されたお堂です。

神仏習合時代のため、厨子の形式をとっています。

正面から見た姿は、国の重要文化財の油山寺本堂内厨子に酷似しています。

この地域の宝として大切に保管維持に努めています。

雅楽

日本古来の古楽

琵琶(びわ)

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宮司 雅楽演奏 笙

雅楽

日本古来の古楽

笙(しょう)

©2021 by 赤尾渋垂郡辺神社

静岡県袋井市

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